楽しい「その」の
年間行事


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山登り
合 宿
運動会
人形劇
作品展

 年長組4クラス、全員そろって合宿を迎えました。小さい組の帰りのバスで登園してくる子どもたちは何だか誇らしげです。特別が嬉しいのですね。やる気全開です。そしてそれは前日からなのですが、なにしろテンションが高い。ケガをするのでは…と担任はドキドキでした。朝の集まりならぬ昼の集まり。あいさつも「こんにちは」で始まり、何か違和感を感じながらも、後ろにいるお助けマンの先生たちを紹介すると、クラスで好きな歌を披露します。あれもこれもと“見せたい魂”に火がついてしまいました。

カレーライスづくり

 包丁の練習は各クラスで何度もやってきたので、子どもたちは「やりたい、やりたい」と大張り切りで、見てくれる先生たちに「見てー」と猫の手をしきりにアピールしていました。
 カレーの具はクラスによって多少異なりますが、にんじん、玉ねぎ、ジャガイモは4クラス共通。(特にジャガイモはみんなが畑で育てた新ジャガ。)
 それぞれ切る担当に分かれ、慎重に切りました。具がそろったら、いよいよ外に出て調理にかかります。
 戸外でかまどを使って、カレーを煮込み、ご飯を炊きます。新聞紙を丸め、子どもたちが拾ってき

た小枝をくべて火をつけます。キャンプファイヤーはまだですが、子どもたちは「♪燃えろよ燃えろ」を熱唱します。これがなかなか侮れないんですよ。昔はこうしてご飯やみそ汁を作っていたんだ、そんな話をすると、ナルホドナと聞き、やってきた埼大生に「昔は…なんだぜ!」と偉そうに言うのです。園庭に白線で囲った4クラスの調理場からはカレーの匂い、たけてきたご飯の香り、とてもいい匂いがたちこめていました。
 煮込む途中、大きなスイカをみんなで食べました。これでお腹がいっぱいになったのでは…?と思うほどでしたが、係の仕事でよく働いてから、みんなで作ったカレーライスをたらふく食べました。

**係の仕事**

 ふとん係
 まず部屋の掃除からスタートです。床の雑巾がけをしてピカピカになったら、力仕事。下のクラスからゴザと布団を自分のクラスに運びます。
 ひとりで運ぶ力持ち。みんなで協力して運ぶ子たち。「ワッショイ」の掛け声で階段をのぼっていました。「運び終わると、「終わったよー!」と少し汗をかいた額がキラリ、いい顔していました。

 サラダ係
 今年のサラダは各クラスで考えて、らいおん組は野菜ステック、ぞう組はきゅうりとトマトのサラダ、きりん

組は豆腐サラダ、ほうれん草ともやしのノリあえと、それぞれ違ったサラダを作りました。これは合宿前に話し合って決めたものです。
 いつも野菜が苦手で残す子も、「おいしい!」と、いつも以上に食べていましたよ。

 花摘み係
 「花摘み係さーん、外へ行くよう!」と元気に新河岸川の土手へと出発。最初は花を摘んでいたはずなのに、途中でちょっと道草しちゃったり。
 でも、手に花をたくさん持って「ただいまー!」と帰ってきてくれました。「花瓶はどこ?」と、飾り付け係の作った花瓶に入れて、テーブルに飾り、満足げでした。

 飾りつけ係
 事前に作った輪飾りを部屋に飾り、花摘み係が摘んでくる花を飾る花瓶を作りました。
 輪飾りは埼大生のお兄さんやお姉さんにも手伝ってもらいながら壁に貼り、なかなかうまく飾れないと、みんなで協力し、工夫して頑張っていました。
 花瓶つくりは、なれた手つきで切り紙を牛乳パックに貼り、出来上がり!
 部屋の中はまるでレストラン! とっても素敵になりました。手作りのカレーライス、野菜サラダ、それに「その特製」のビワゼリー…最高の夕食でしたよ。

**キャンプファイヤー**

 湿度が低く、さわやかな日没でした。
 空がだんだん薄暗くなってきて、楽しみにしていたキャンプファイヤーの始まりです。
 埼大生への自己紹介をかねて「誕生月仲間」の曲に合わせて、「♪〇〇組のお友だち、みんな出てきて踊ろうよ…」と踊り、埼大生の出し物「八百屋のお店」を楽しみました。それから「こんにちは、やまびこさん」などを歌っていると…
 ナント、ナント、暗闇の中からヨタヨタと人影が。
 なに? だれ? もしかしてお化け? 子どもたちは怖がって先生たちや埼大生にしがみつきました。よく見ると、足がありました。

 火の神の使いのばばあ?でした。ばばあはとても大事なことを話してくれたのです。

 …昔、昔、大昔、人間はまだ火を知らなかった。あるとき、山火事があって、その焼野原に逃げ遅れて焼け死んだ鳥がいた。その鳥を食べた人間は焼いて食べればおいしいことが分かり、火を使うようになったのじゃ。食べ物だけではないぞ。人間は火を使って特別の石を溶かし、鉄を作った。みんなが今日野菜を切った包丁も鉄で作られておる。火は大事に使うもので、子どもは決して火遊びをしてはいかんぞ…

 子どもたちは一つひとつの話に納得して「ハイ」と返事をして、とても長い話でしたが、しっかり集中して静かに聞きました。「その話、知ってる。先生に紙芝居を読んでもらった」
 ばばあが空に向かって、花火を揚げて合図をすると、ホールの屋根のずっと向こうから、大きな明るい火の矢がシューッと飛んできて、見事に組んであった丸太にボーッと火がつきました。
 子どもたちは目をまん丸くして、”あー”と驚いて言葉にならず! 見る見る間に、火の粉を巻き上げて大きなファイヤーになったのです。
 とてもドラマチックできれいでした。
 「♪キャンプだホイ」「♪もぐらのまつり」「♪かっぱのまつり」をのりのりで踊っていると、「うわーっ、あれは?」またまた暗闇から…

出た! かっぱ4ひき

 キャンプファイヤーを囲んで、ノリノリで「♪しんがしがわの〜」と踊っていると…きりん組が「何か来た! かっぱ?」と発見。
 ぞう組、らいおん組は「キャーッ、怖い!」と先生の後ろに隠れ、くま組は呆然。

 司会の谷合先生は、かっぱが「クェッパ パラッパ パッパラッパ」と話すのを「うんうん」と聞いていたけれど、かっぱ語はさっぱり分からない。そこで深野園長にバトンタッチ。園長は昔、かっぱ語を習ったことがあるらしい。「カッパピポ パラッパピポ?」「クエッパカッパラッパ〜」…園長とかっぱ

のやり取りがまたおかしくて大笑い。
 なんだか楽しい曲が流れて来ました。かっぱたちは新河岸川から来たらしい。
 「♪かっぱのまつり」を一緒に踊りたいとのこと。「いいよー!」とみんな。一緒に踊ってみると意外にうまい。みんなに褒められて、かっぱたちは照れていました。

 けれど、かっぱたちはあやまりに来たらしいのです。最近、子どもたちがいない間に、キュウリがかじられていたり、給食当番のエプロンがなくなったりする事件が相次いでいました。かっぱの足跡らしいものも残されていたのです。
 「エプロンとか、おもちゃをとってごめんね」とかっぱはかっぱ語で謝りました。新河岸川で人間みたいに当番ごっこをして遊んでいたらしいのです。「もういたずらはしないからごめんね」
 かっぱが謝ったので、みんなは許してあげ、友だちになりました。
 「お礼に宝物を隠したから探してごらん」…かっぱたちはお皿の水が干上がってしまうので、「カッパーイ!」と、かっぱ語でさよならを言うと、たちまち消えてしまいました。せっかく友だちになれたのに、「さよならはいやだ」と泣いた男の子もいまいたよ。

 お宝さがし

 いつも走り回っている園庭も夜になるとなんだか怖い。提灯の明かりを頼りに団子状態で探します。「ここがあやしい」「ここかな?」と覗き込んだり、他のクラスとすれ違うと、「あった?」「ないんだよ〜」「あとでね。カッパーイ」と別れます。
 「あった!」と、らいおん組、ぞう組、くま組が歓声、大喜びしている中、きりん組がなかなか見つからず、みんなに応援されながら、やっとやぎのメリーに教えてもらって発見。4クラスとも見つかってよかった、とホッとしていると、ドーン!と花火が打ちあがりました。
 音にはびっくりしましたが「きれい!」とうっとりでした。暗い空にはじける美しい花火。最後は真昼うのように明るいナイアガラ花火でした。

 部屋に帰ってお宝を開けてみると、小さなかわいい「ひょうたん」が出てきました。ひょうたんの作り方の紙も入っていました。「やったあ、今度作ろう」と大喜び。
 それから裸になって「露天風呂」にいきました。露天風呂にもひょうたんが吊るされていて、「ひょうたんぶろ」と書かれてあり、みどり色のお湯でした。文字通り「いもを洗う」ように露天風呂を楽しんで部屋に戻りました。
 部屋を真っ暗にして、ピカピカ幻想的に光るホタルを見て、眠りにつきました。あっという間に夢の中でした。(4クラス合同暮らす新聞 合宿速報 2008年6月28日)


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