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<おとなが遊んで再発見>
保育士 深野 和久
「遊びの楽しさを親から子へ」という初期の目的に加え、ここ数年「親も子も夢中になって遊ぶ」を合言葉に取り組んできました。それは、おとな自身がどれだけ豊かな遊びの経験を持っているかという事が今、問われているからです。
どろだんごに挑戦したお母さんの感想からも、親と子格闘の様子が伺えます。
「子供にああでもない、こうでもないとおこられ、終いには、やってあげようかといわれてしまいました。さわるなー。お母さんは自分でつくるんだからー」とむきになっている、素敵なお母さんです。
ベイゴマ大会では、お父さん・お母さん・保育者・卒園児・在園児、そして能登さんも参加して総勢32名、盛り上がりました。おとな対子どもでも手加減なし、子どもたちは文句言いません。勝敗よりも、自分がおとなと互角に遊べるのがうれしいんです。むしろ、「こんなはずではなかったのに」と悔しさを味わったのは、お父さんの方かもしれません。
「まつり」の片づけが終わった後も、お父さんたちはベイゴマに夢中で「あと1回、あと1回」と、時を忘れていました。
ぶんぶんごまの準備段階でお母さんたちは「こんなの回らないよー」といって、半分あきらめムード。竹で作るなんてとんでもないという感じでした。ところが1度こつを覚えるとだんだん目の色が変わり、欲も出てきて「やっぱり竹のもつくろう」と慣れない手つきでノコギリをひいて、お昼も食べずに作りました。
練習では、親が子供に手を添えて一緒に回したり、一方の端を親、もう一方を子どもが持って二人で回すやり方で、まさに親子で共に楽しんでいる様子でした。
「ファミコンやビデオを忘れて、昔ながらの遊びに興じる子そもと同じ目の高さにたって過ごせる日」「親子そのまつりって<その>の保育の原点だね・・」この気持ちを「親子そのまつり」1日で終わらせない為にも、やっぱりおとながもっとあそばなくては…、と強く感じました。
子どものそのだより 1999年2月6日発行 No.91
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